私が消えても世界は廻る。 ~人間刈りVS救世主~

「さてと。」

紫織はその2冊の本を抱えてカウンターまで行った。

本を借りるのか。
丁度いいや、本の借り方も見ておこう。

カウンターの端に置いてある小さな棚から小さなカード(図書カード)を取り出して、カウンターの当番の子に渡した。

当番の子はパソコンに接続してある機械で本に貼ってあるバーコードを読み取り、手続きをした本に判子をおした。

「2週間後までに返却しに来てください。」