私が消えても世界は廻る。 ~人間刈りVS救世主~

広い図書室を見渡していると、歴史系の本を置いてある本棚のところに、紫織はいた。

近くにいた私にかまわず、近くにある席に2冊の本を持ってついた。

『日本の歴史』

『日本史 1』

と書いてある2冊の本を、まるで面白い漫画を読んでいるようにスラスラと読んでいく。

すごい。
私なんか、日本史はあまり好きじゃないのに。
だって、年号とか難しいじゃないのよ。