私は、舞亜。
私はね、普通の人間じゃないの。

人間刈り。
今、この現世には、そんなものがあるらしいわ。

嫌いな人を呪い殺し、自己満足しているだけなのにね。

ちなみに、その人間刈りのルーツとなった物語を知っている。

昔、千弦姫という女の子がいた。

家族に嫌われ、同年代の子供達には、いじめられた。

しかし、それを見た親は、止めず、逆に喜んだ。
千弦は、子供のうちの1人に刺殺されかけたが、返り討ちにしてしまい、1人の女の子を殺してしまった。

そのせいもあって、親には家を追い出されてしまう。

しかし、たまたま拾ってくれた少年に恋をした。

しかし、その少年も千弦を良く思っていない大人に殺された。

千弦は、その悲しい人生を1人で終える事となったが、未練や恨みが強く、また、親を残して死んだため、昇天出来なかった。

千弦は、1000年後の子孫、紫乃に呪いの力を分け与えるが、その紫乃も3年後、死ぬ。