妙な声が聞こえた。
妹ちゃん?
気になって振り返ると、そこには浬がいた。
「浬ぃ〜〜!!!」
よかった!
先輩たちと離れられる。
でも、睨まれてるよ…
やだなぁ、助けて
…
“理久”
…
「よかった〜、浬いた〜(笑)」
本当よかった…
「どうしたの?妹ちゃんっ」
妹ちゃん?
私のことだよね?
変な呼び名〜。
私は浬の妹じゃないし!
あ!それよりも!!
「辞書!!返してくれない??次使うの忘れてて…(汗)」
わかったと言って、浬は辞書を取りにいった。
すると、浬の友達と2人きりになってしまった…
何話せばいいんだろう…?
考えていると、彼が口を開いた。
「妹ちゃんさぁ、浬のこと好きなの?」
え…
「なんでですか?」
なんで今その話?
「なんとなく、」
?
「浬に抱きついたり、腕組んだり…なにより浬と話してる時が、1番幸せそうだからさ」
幸せ…
浬と話しているとき、私幸せなのか。
…というか、
「なんでそんなに知ってるんですか?」
ストーカー?(笑)
「あっ、いや…」
「なんですかぁ?私の心まで読んだくせに、理由言わないんですかぁ?(笑)」
なんだろう…
この人、今までの男子と違う…
「俺は、だだ…妹ちゃんのことずっと見てたから。」
え?
「つまり?」
わからない。
下ばかり見ないで、ちゃんと言ってくれないと…
「つまり、妹ちゃんのこと好きだから。」
え?
…
冗談?いや、違う。
本気だ、この人…
?
「告白ぅぅ!?」
「こ、声大きいよ!」
い、今!?
名前も知らない、浬の友達。
“今までの男子と違う”さっき思ったけど…同じだった…
「妹ちゃん、俺が妹ちゃんのことよくわかるのは、妹ちゃんのことが好きで、いつも目で追っちゃうからだよ。」
「目で追っちゃう?…」
真剣の彼は、まっすぐ私を見つめている。
「だから、妹ちゃんのことは、よくわかる。誰が好きなのかとかも…」
「ま、まってください!私を好きなのは、わかりました。ありがとうございます。でも、私は浬のこと恋愛的には好きとかは…」
どんなに説明しても、まっすぐ私を見つめている。
逆に怖い…(汗)
「わかるよ。好きな人の好きな人だもん。」
…
周りにあまり人がいなくてよかった。
こんな言い合い聞かれたくないから。
「あの…告白ありがとうございました。でも、ごめんなさい。私は、あなたの事を名前も知りません。浬の友達としか、思えません。」
「…そぅだよね。」
やっと彼が私から、目を放してくれた。
「すみません。…それから浬には、変な事言わないでくださいね?」
私は、頭を下げながら言った。
すると…
「でも妹ちゃんっ!1つだけ!」
私は頭を上げた。
「なんですか?」
「浬の友達の “一哉” です。よろしくね…」
…!
その時、浬が辞書を持ってきた。
「ありがとう。」
そぅ言って、走り出した。
そっけなかったと思う。
でも、あの場所に長居したくなかった。
やっぱり初めてだった。
あんな男子は…
冷たくしてしまったことを後悔したのは…
今まで私に告白してきた人は、ただただ私と付き合うためで、お互いのことを知ろうとしてなかった。
告白を断っても、どうして?何がダメなの?とか言って、私の気持ちなんて知ろうともしてくれなかった。
でも彼は…
自分のことより、私のことを思ってくれてた…
自分のことを、教えてくれた…
「調子くるう…」
私は浬の教室から走り出してすぐの曲がり角で壁にもたれかかった。
なんか
…
「だるい…」
そのまま床に座り込み、足を抱えて顔を埋めた…
妹ちゃん?
気になって振り返ると、そこには浬がいた。
「浬ぃ〜〜!!!」
よかった!
先輩たちと離れられる。
でも、睨まれてるよ…
やだなぁ、助けて
…
“理久”
…
「よかった〜、浬いた〜(笑)」
本当よかった…
「どうしたの?妹ちゃんっ」
妹ちゃん?
私のことだよね?
変な呼び名〜。
私は浬の妹じゃないし!
あ!それよりも!!
「辞書!!返してくれない??次使うの忘れてて…(汗)」
わかったと言って、浬は辞書を取りにいった。
すると、浬の友達と2人きりになってしまった…
何話せばいいんだろう…?
考えていると、彼が口を開いた。
「妹ちゃんさぁ、浬のこと好きなの?」
え…
「なんでですか?」
なんで今その話?
「なんとなく、」
?
「浬に抱きついたり、腕組んだり…なにより浬と話してる時が、1番幸せそうだからさ」
幸せ…
浬と話しているとき、私幸せなのか。
…というか、
「なんでそんなに知ってるんですか?」
ストーカー?(笑)
「あっ、いや…」
「なんですかぁ?私の心まで読んだくせに、理由言わないんですかぁ?(笑)」
なんだろう…
この人、今までの男子と違う…
「俺は、だだ…妹ちゃんのことずっと見てたから。」
え?
「つまり?」
わからない。
下ばかり見ないで、ちゃんと言ってくれないと…
「つまり、妹ちゃんのこと好きだから。」
え?
…
冗談?いや、違う。
本気だ、この人…
?
「告白ぅぅ!?」
「こ、声大きいよ!」
い、今!?
名前も知らない、浬の友達。
“今までの男子と違う”さっき思ったけど…同じだった…
「妹ちゃん、俺が妹ちゃんのことよくわかるのは、妹ちゃんのことが好きで、いつも目で追っちゃうからだよ。」
「目で追っちゃう?…」
真剣の彼は、まっすぐ私を見つめている。
「だから、妹ちゃんのことは、よくわかる。誰が好きなのかとかも…」
「ま、まってください!私を好きなのは、わかりました。ありがとうございます。でも、私は浬のこと恋愛的には好きとかは…」
どんなに説明しても、まっすぐ私を見つめている。
逆に怖い…(汗)
「わかるよ。好きな人の好きな人だもん。」
…
周りにあまり人がいなくてよかった。
こんな言い合い聞かれたくないから。
「あの…告白ありがとうございました。でも、ごめんなさい。私は、あなたの事を名前も知りません。浬の友達としか、思えません。」
「…そぅだよね。」
やっと彼が私から、目を放してくれた。
「すみません。…それから浬には、変な事言わないでくださいね?」
私は、頭を下げながら言った。
すると…
「でも妹ちゃんっ!1つだけ!」
私は頭を上げた。
「なんですか?」
「浬の友達の “一哉” です。よろしくね…」
…!
その時、浬が辞書を持ってきた。
「ありがとう。」
そぅ言って、走り出した。
そっけなかったと思う。
でも、あの場所に長居したくなかった。
やっぱり初めてだった。
あんな男子は…
冷たくしてしまったことを後悔したのは…
今まで私に告白してきた人は、ただただ私と付き合うためで、お互いのことを知ろうとしてなかった。
告白を断っても、どうして?何がダメなの?とか言って、私の気持ちなんて知ろうともしてくれなかった。
でも彼は…
自分のことより、私のことを思ってくれてた…
自分のことを、教えてくれた…
「調子くるう…」
私は浬の教室から走り出してすぐの曲がり角で壁にもたれかかった。
なんか
…
「だるい…」
そのまま床に座り込み、足を抱えて顔を埋めた…