男子なんて、みんな同じだよ。



自分かってで、私の気持ちなんて



これっぽっちも、考えてもくれない。




ずっとずっと、そう思ってた…



でも、彼は違ったの。




なんでだろう?

彼は、変わった魅力がある気がするな。


どこか…

惹かれてしまうような…




「…り……みあり……おい、美明莉!!!」


?!

突然肩を揺すられて、閉じていた目を開けた。

理久…?

頭上から声が聞こえるけど、頭をあげることは出来なかった。

「美明莉!!大丈夫か!?」

やっぱり、理久だぁ…

廊下に座り込んでいた私に驚きながら声をかける理久。

私のとっさに出た言葉は、

「なんで、ここに、いる、のぉ?」

少し掠れた声だった…

3学年棟にどぉして理久がいるの?


そぅ思った時だった…

突然辺りが真っ暗になって、

何も聞こえなくなっちゃった…



最後に聞こえた音は


辞書が地面に落ちた音…