そして私は、あなたを好きじゃないと言うだろう。

どうせなら、バラとかユリとかになりたいよ。
なるべくイカした人間のそばにいられるように。
色を塗るよ。
赤や、青や、黄色で。
それは、たったひとつの、愛の証。
だから、子どもに戻るんだ。
いつでもママに甘えて、とろとろ泣くんだ。
のどが渇いたよ。
君の体液をくれ。
すべて飲み干して、君を干物になんかしないから。
だって誓ったはずだよ。
君を幻のまま、殺したりはしないって。
だけど君は、死んでしまうんだ。
殺してしまえと言われてしまったんだよ。
ごめんね。

わかってたの。
愛されていることは。
でもね、死んじゃうことだって、また、わかってたんだよ。
残酷かもしれないけど、本当だったんだ。
あとどれくらい、今に立ち止まってしまうのかしら?
どれだけがんばったら、変身?
どうすれば進化できる?
人間になりたいんだ。
どうすれば、あなたに笑ってもらえるでしょう?
どうすればいいのでしょう。
伝えたいことが、どうしても言葉にできない時は。
伝えたいことは、たくさんあるのに。
伝えなければ、大人になれないのに。
きっとみつかるよね。
本当のことは全部。
全部、わかりたいんだ。
そうじゃないとダメだよね。
私は、もっともっと幸せになりたいと、いつまでも願う。
とっても、貪欲なんだ。