忙しい君に会える時は、大抵君が真っ白けの時で、ピンク色の君が好きだから、ちょっと切ないよ。
どうしようもないほど切ない夜は、恋しくて恋しくて空を見上げる。
同じ月を、どうか見ていますように。

だから、秘密。
誰にも言わないよ。
そっと教えてくれた夢の話も、ほんとの気持ちも。
火をつけて、君を灰にして、お守り袋に入れて持ち歩くんだ。
僕がいつでも、あたたかいように。

この水は飲めません。
君を溶かして殺してしまいます。
君が愛しくて壊れそうなので、この水は飲めません。

愛していると嘘をついた君の愛しい声を、永遠に忘れないことが、君への復讐。

大好きだけど、言わないよ。
君が愛してくれなくても、きっと、ずっと、変わらないから。
よかった。
もう、上手に笑うことも、誰かを許すことも、泣かずにいることもできなくなっていたから。
君がいて、よかった。

時計を見ない優しさが、眠気と戦っていて。
そんなに愛しくさせないで。
ずっとここに、いたいと思ってしまうから。

飲み干した君の体液が、やがて躰を蝕んで支配する…。
終わりなんかこないよ。
永遠にこないよ。
君は、特別。
時間はちゃんと、止めておいたからね。

バカにされると嬉しくなって、もっともっと、何にもできない人間になりたいと思っちゃうよ。
忘れ物をするんだ。
わざと、わざとだよ。
また君に会いたくて。
こっそり、心を置き去りにするんだ。