この目がもし見えたら、君の耳の穴の奥の奥のほうまで、もっと、ずっとずっとわかるのに。
この耳が聞こえたら、君の声の質の高い高いほうまで、もっと、ずっとずっとわかるのに。
僕の手はないから。
君を抱けやしない。
僕の手はないから。
回り道をして、やっと辿り着いても、結局、手をつなぐことさえできないんだね。

どんなにがんばっても無理だと言うのなら、この幸せをなんだと言うの?
間違ってなんかない。
間違ってても、いい。
止まらないんだよ。
もう、このままずっと。
時間が経ちすぎたんだ。
出逢ってから、もう、かなりの時間が。
加速がついて、止まらないんだよ。
愛しくて、愛しくて。
愛しくて。
いとしくて。
いとしくて、君が。
たとえ、誰のものでも。

そばにいるよ。
君のテレパスが、左のミソに、ちょくげき。
かわいいね。
君はとても。
まるで、僕の希望も、夢も、すべてを捨てさせるほどに。
大きな声で君を呼ぶんだ。
いつか、いつか、君の心に届きますように。
君の心がもらえますように。
どんな悲しみにも負けないような、強い人間になることができたら、僕は死ぬことができるのに。

君のために生きている人がいるよ。
未来のことはわからなくても、君は今、とてつもなく愛されてるよ。
泣きわめく君を、力ずくで抱きしめる。
君はのけぞり、唾をかける。
こんなにも、愛しているんだよ。
ほんとの君をしりたいけれど。
ほんとの君を知らないけれど。
君を、例えば偽物だとしても、きっと、なくしたくないよ。