「柚月ー!起きなさーい!学校よー」
バタバタ。「おはよう!」
「あら!珍しい起きてたのね。」
「久しぶりの学校が楽しみすぎて眠れなかったよ!早くみんなに会いたいなー」
「柚月ーこの前柚月の部屋入った時にクローゼットの前に綺麗なハンガーに掛かってた上着誰の?柚月のじゃないわよね?」
ガチャ「おはよう。それ俺の上着だろ」
大聖だ。制服姿久しぶりに見た。
「うん。何年も前にもらって一回着て洗濯だしてそのままハンガーにかけてるの。なんか切るのもったいなくて」
「そうなのね。あの服借りていいかしら?」
「ダメ!絶対ダメだからね。触ってもダメ!」
あたしは必死に拒否した。
「嘘よ!そんなに必死にならなくてもねぇ」
お母さんは大聖の方を向いて笑ってた
なんか元の日常に戻ったみたい…違う戻ったんだ!「もう!行こ大聖!」
あたしは大聖の腕を引いた。
「行ってきます!」
そう言って家を出た