明日から復帰のあたしのお祝いをするため今日は大聖の家族と美琴と小嶋くんと金沢くんがうちに来てくれて復帰パーティーを開いてくれることになっている。あたしは大聖に預けた手紙を返してもらい別の手紙を書いた。
今日みんなに配ろうと思って。
ピーンポーン。
下からインターホンの音がした。
「お邪魔しまーす！」大聖の声が聞こえた。
ガタッ！「うっそ！あたし2時間も寝てた！
準備しなきゃ！」
その時ガチャ！「入るぞ」
「あっ！ど、どうぞ！！」
緊張して噛んでしまった
「お前まだ準備してねーの？」
「うん。寝ちゃってて…今からしようと思って
髪の毛くくんなきゃ。」
「座れよ。」
へ？あたしはそう言われて椅子に座った
ス…「久しぶりにくくってやるよ」
大聖に髪くくってもらうの本当に久しぶり…
昔はよくやってもらってたけどあたしが嫌がるようになってからくくってもらってなかったな
中学の時なんて本当になかったなー
「できた。」
「ありがとう。本当に器用だね。」
「お前は不器用すぎんだよ。アホ」
ムカついて後ろを向くと
あたしの唇に大聖の唇が重なった
「おかえり。柚月」
そう言った大聖はあたしのことを強く抱きしめた