「桜田高校決定戦結果発表ー!!!!!!」
司会の楽しそうな声が体育館に響いた
桜田高校決定戦は毎年各部活のキャプテンがやっていて去年は陸上部で今年は男子バスケ部の大杉先輩だ。背が高くてテンションが高く常に人より目立っている。
「毎年楽しみの桜田高校決定戦!今年の一位は誰なのかー!!!!じゃあまずミスター桜田から!」バン!
「今年のミスター桜田は1年A組比留瀬大聖!
舞台にどーぞ!」大聖の名前が出たら一斉に女子の黄色い声が響いた。
「そしてミス桜田は!1年A組広瀬柚月!」
広瀬…柚…月…やばいあたしだ。あたしミス桜田になった…どうしようみんなの前怖い
グイ!「行くぞ。プリンセス!」チュ!
大聖があたしの腕を引きキスをした
周りは完璧冷やかしの声や黄色い声ばかり
目立ちたくないのに目立っちゃうよ!
「ちょっ!バカ!何すんのよ!」
「いいから行くぞ」
あたしは腕を引かれて舞台の階段まできた
「待って。怖いこの階段を上るのが…」
あたしには辛い過去がもう一つあった