そんな金沢くんはずっと辛い思いしてたんだ。
ギュ。「わかってるよ。金沢くんが優しいことはもう。家庭のことあんまりもう気にしなくていいんじゃないかな…完全に気にしなくていいってことじゃないんだけど一人で抱え込むのはやめてね。金沢くんは明るくないと!
東先輩もいるしあたしだっているそれに大聖と小嶋くんだってちゃんとわかりあえば仲良くなれるよ!もちろんあたしの友達の美琴だって
大丈夫。一人じゃないよみんなついてる」
小嶋くんは少し泣きそうになりながら
「ありがとう柚月。」そう言った…
そしてガラッ!
「ただいまー!」いつものように明るく教室に戻った。「ねぇ小嶋くん、大聖金沢くんと仲良くならない?」あたしは二人にそう言った
金沢くんはあたしに言ったことと同じことを二人にも言った。そしたら二人は「お前はバカか
優しいことぐらいわかってんよ!仲良くしような龍之介!俺のことは裕太って呼べよ!」
「別に家庭のことはいいんじゃない?困ったら俺らにも言えよ。よろしくな龍之介。」
そうして3人は仲良くなった
そうしてあたしは理解した。
金沢くんは明るいムードメーカとしてクラスになじみみんなを笑顔にする王子だって
こうして3人目の王子の誕生だ。