「柚月ー!早く起きなさーい。大聖くんきてるわよー!」 こうやって起こされるのが私の日課
「お母さん・大聖おはよう。」
目をこすりながらそう言うと大聖が眉間にしわを寄せて私をにらんだ
「おい。柚月今何時だと思ってんだよ!もう7じ30分だぞ!さっさと準備しろ!」
きゃー大聖がキレてるー。てか7時30分って
やっば!「今準備するから!待っててー!」
バスはいつも45分に乗るからあと15分 バス停までは私が走って5分ぐらい…間に合うかなー…
「お待たせー!」え…ちょっと大聖?
「お母さーん大聖は?」
大聖がいない。
「大聖くんなら先行ったわよー」
なんでー!!!!待っててって行ったじゃん!
私が怒ってるとお母さんが
「柚月が遅いから悪いのよ。ホラッ早く行きなさい!走ったらバス間に合うでしょ!
あんた走りだけが取り柄なんだから!」
もー走るだけが取り柄って失礼なんだから!
「行ってきます!」
あたしは走ってバス停まで行った