死神女子高生!

「お、おい朝香。あの小さい子誰と話してんだよ…」

ひそひそと話しかけてきた修ちゃんにはどうやらメリーさんは見えても幽霊の方は見えないらしい。
何故かあたしには二人とも見えるけど。

「あたしについてきてた幽霊だよ。大丈夫、悪い奴じゃないから」
「幽霊!?そんな馬鹿な…有り得ないだろ…」
「……あたしもそう思いたいんだけど」

ちらりと幽霊を見る。やっぱりどう見ても現実にいるとしか思えなかった。

「柳なんて道路工事があったらなす術なく切り倒されるんじゃないのかしら?」
「すぐに壊れる人形よりはマシですよ」
「言うわね。気に入ったわ」

メリーさんがにぃっと口の端を吊り上げる。
…さっきから何の話だか分からないんだけど、聞けるような雰囲気じゃないしな。

「朝香」

メリーさんは今度はあたしに言った。

「あんたの友達は教室よ。来るっていうなら止めない。だけど、引き返したっていいのよ?」
「バカにしないで!あたしは友達見捨てて帰るような薄情な女じゃないんだから!」
「ふうん。なら、いいけど。」

じゃあね、待ってるわ、と言ってメリーさんはふわりと姿を消した。