「あらら、しかも一人は死んでるわ」
女の子はおどけた調子でくすくす笑う。
明かりなんか全然ないのに、彼女の姿だけははっきりと浮かび上がっている。そこだけ、いや彼女だけが昼間の中にいるようだ。
女の子はレースの付いた白いワンピースと、水色のリボンが巻かれた白い帽子を身に着けている。リボンの結び目には薄桃色の造花があしらってあった。
金色の髪に青い瞳という組み合わせはまるで西洋の人形のよう。
「あなたが……メリーさん?」
「そうよ。まあ、ずっと昔…生きていた頃は真理って呼ばれていたこともあるけど」
「そんなのどっちだろうがあたしには関係ない。ミコトはどこにいるの!?」
あたしがきっと睨んでも、メリーさんは笑っているだけで、答えない。
変わりに、あたしの背後の幽霊に向かって親しげな声を掛けた。
「そっちの亡霊さんは、わたしと同じ感じがするわ」
メリーさんの視線の先は修ちゃんの丁度隣りで、今までぽかんとしていた修ちゃんがぎょっとして身を引いた。この状況で言うのもあれだけど、ちょっと面白い。
「あなた……柳と契約したのね」
「そう言うあなたは、人形でしょう?」
幽霊はあくまでマイペースにほほ笑んでいる。
女の子はおどけた調子でくすくす笑う。
明かりなんか全然ないのに、彼女の姿だけははっきりと浮かび上がっている。そこだけ、いや彼女だけが昼間の中にいるようだ。
女の子はレースの付いた白いワンピースと、水色のリボンが巻かれた白い帽子を身に着けている。リボンの結び目には薄桃色の造花があしらってあった。
金色の髪に青い瞳という組み合わせはまるで西洋の人形のよう。
「あなたが……メリーさん?」
「そうよ。まあ、ずっと昔…生きていた頃は真理って呼ばれていたこともあるけど」
「そんなのどっちだろうがあたしには関係ない。ミコトはどこにいるの!?」
あたしがきっと睨んでも、メリーさんは笑っているだけで、答えない。
変わりに、あたしの背後の幽霊に向かって親しげな声を掛けた。
「そっちの亡霊さんは、わたしと同じ感じがするわ」
メリーさんの視線の先は修ちゃんの丁度隣りで、今までぽかんとしていた修ちゃんがぎょっとして身を引いた。この状況で言うのもあれだけど、ちょっと面白い。
「あなた……柳と契約したのね」
「そう言うあなたは、人形でしょう?」
幽霊はあくまでマイペースにほほ笑んでいる。
