こっち向いて、ダーリン。【改訂版】

そ、んな…。


「まぁ知ってたら行ってただろうしな」

「つーかぜってー阻止してた!あんな腐った企みなんか実行させねぇよ!また咲良を巻き込みやがって!」

「つーことで、お前らが倉庫でやられてる頃には、俺らはすでにここにいたんだわ」

「深瀬より先に入院してたもんな」

「そうだったんだ…」


まさか三人まで被害に遭っていたなんて。それも事前に…。


ひどすぎだよ。皆笑ったり苛立ったりしながら、暗くならないように話してる。

怪我は重く、絶対絶対、ものすごい仕打ちを受けたはずなのに。

三人になんて言ったらいいかわからない。

澤田の卑劣度は計り知れない。


「でも咲良は元気そうだな!良かった!」

「う、ありがとう。金沢く…」

「そりゃあたりめーだろ。深瀬が体張って守ったんだからな」

「その結果がこれだろ。全治三ヶ月。やるじゃねーか深瀬。愛の力ってヤツか」

「ぶっ!!そっ!そんなんじゃねぇ!馬鹿言うな!」

「ダーリンの愛情、しっかり感じたよ!わたし、一生ついていく!」

「は?!なにとち狂ってんだよ!」
「さっ、咲良っ、一生って…!」

「照れちゃって、ダーリンてば。可愛いんだから~」

「てめえ!喋んな!消すぞ!」
「咲良~!俺についてこいよ~!」

「「ぶはははは!」」

「…おい、ここは病院だって何度言ったらわかんだよ、クソガキ共」