こっち向いて、ダーリン。【改訂版】

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清々しい朝、今日もダーリンはコンビニまで迎えにきてくれた。


朝から会えるってのも嬉しいものですが、何よりお迎えってのが恋人っぽいよね!ラブラブっぽいよね!

いよいよ本物の恋人になる日も近いのかな~!


なんて考えながらご機嫌で登校。


学校が近づいた時、わたしは先に行くと駆け出した。


人の目を気にするってのも面倒なもんだね。


あ、でも秘密の恋みたいで、それはそれでいいのかも…


「咲良!あの噂、本当なの?!」

「え?」


あの噂?ってなんですか一体。


学校に入った途端、鬼気迫る勢いの茉希と春奈に捕まり、人気のない渡り廊下に連行された。


ホームルームまで時間がないのに開口一番に何を言うかと思えば、わたしのどんな噂が流れてるってんだい。


だいたい、噂を流されるほどの有名人でもなんでもないんですがね、わたし。


「だから、咲良って深瀬くんと付き合ってるの?!」


ぶっ──!!!!!