こっち向いて、ダーリン。【改訂版】

「ダーリンに言われなきゃどんないい言葉も意味ないの!…あれ?そういえば三人はなんでここにいたの?」

「なんでって、暇つぶし?」


緑川め。煙草ふかし始めやがった。


何が暇つぶしだよちくしょう。こっちまで吸いたくなるじゃねぇか。でも制服じゃ吸えねぇし…。


あ゛ー、イラつく。


「暇つぶし?って、なに?」

「深瀬と逢川。おめぇら二人、見てるとおもしれぇからな」

「いい暇つぶしになんだよ」

「こらこら、なにが暇つぶしよ。見せもんじゃないんだからね、お客さん」

「俺はちげぇ!咲良を俺の女にする為に来たんだ!」

「あとはあれだな、澤田のことが気になってよ」


澤田?

そういや勝手に勘違いして、俺の所にケンカを売りに来るかと思ったが見てねぇな。


「聞けよ!!」

「最近前より澤田の奴やべぇらしいから、逢川のとこにいつ来てもおかしくねぇんだよ」

「えええ?!」

「澤田もだけど澤田の周りもやべぇんだよ。軽く薬漬けの奴もいっからな」

「それはもう完璧に犯罪者じゃないですか!」


薬漬け?ありえねぇ学校だな。完全に終わってんじゃねぇか。


「だからよ、レイプで済めばいいけど最悪殺されっかもしんねぇから気をつけろよ」

「な…なんて恐ろしいことを平然と…」