こっち向いて、ダーリン。【改訂版】

「すぐ終わっから、ちょい付き合って」

「あ、うん。ごめんみんな。先食べちゃって」

「「「「「行ってらっしゃーい」」」」」


お弁当を片し、みんなに敬礼をして森野の後についていく。


「ね、どこ行くの?」

「…すぐに終わる」


やっぱり雰囲気は暗いままだ。暗いより重い?

一体何の用なんだろ。


「森野、今日調子悪いの?それとも恐ろしいくらいのイメチェン?普段と違いすぎてどうしちゃったの?わたしかなりとまどって挙動不審…」


森野が突然立ち止まる。


…なんで裏庭?


森野が立ち止まったそこは、昼休みだというのに誰もいない静かな裏庭。


なーんにもないじゃん。─あ、昨日言ってた話ってのでもするのかな?


今日の森野、予測不可能だわ。


「ふざけんなよ」

「え?」


振り返り、急にどこか苦しそうにわたしを見つめる森野。


なに、ふざけてなんかいないよ。不真面目なだけ…


「お前のせいで、なんで俺がこんな思いしなけりゃならねんだよ」