こっち向いて、ダーリン。【改訂版】

「ごめんね。わたしのことを考えて言ってくれたのに」

「ちょ、咲良!聞けよ!」

「強情っつーか、めんどくせぇな。この女」

「深瀬を好きになるだけのことはあるわ」


引き笑いの赤城くんと緑川くん。

二人の気持ちは痛いほどわかる。自分でも自分が面倒だわ。

助けてもらっておいてどれほど身の程知らずなの。


本当に、申し訳ないしか出てこない。


「でもさ、殴られることはそんなに怖くないけど、さすがにヌードやら煙草の火やらは怖いね」

「ヘビーだよな~あいつら。女相手によ」

「考えることがえげつねぇな」

「ガッコで会ったら問答無用で殴り倒しそうだ」

「学校…って、大丈夫?!あの人達同じ学校だから会うよね?!ていうかこれが原因で学校に行きにくくなったり…」

「ねぇな」

「ねぇわ」

「え、そうなの?」


思いの外あっけらかんとしている三人。


わたしが無駄に心配しているのかしら?と思ってしまいそうになる。


「ガッコ自体あんま行ってねぇしな」

「単位だけ取れればって気もするけど気がするだけでそこまでじゃねぇし」

「ま、咲良が気にすることじゃねぇよ!」

「みんな…。ほんとにほんとにありがとう。この感謝の気持ちは永遠…」

「礼なんていらねぇから俺の女になれよ!」

「あ、それは無理」

「即答かよ!!」