あなたと








「…亜紀?おまえ、帰ってなかったのか」




「…優人の馬鹿。
きちんと断らないで帰る馬鹿がいるか」


「…」



「優人、ごめん。私にとって優人は大切な友達だよ。それ以上でも以下でもない。
…ごめんね。」



「いや、最後まで俺の気持ち気遣ってくれるの亜紀らしいよ。ありがとう」



「…これが高校のときならオッケーしてたかも…なんてね!!今更だよね。
また連絡ちょうだいね、じゃあ、バイバイ。」




私は優人を残して店を出た











「…なんだよ…もっとはやく…言っとけば良かったなんて後悔させんなよ…」