今夜、きみを迎えに行く。




朝ごはんは、やっぱり今朝も、いつもと同じ。



だけど少しだけ違うのは、わたしがみんなの分のお茶碗にご飯をよそうようになったこと。



早起きと庭の掃除のせいで、お腹が減ってたまらなくて、自分のぶんを山盛りにするついでに、自然と母親と父親のぶんもよそうことになり、そのまま味噌汁の配膳まで手伝うと、自然と父親も母親も、それが冷める前にと一緒に食卓を囲む形になった。



「いただきまーす」



「いただきます」



「いただきます」



家族三人で囲む朝ごはん。みんなで向かい合って食べる朝ごはんはなんだかすごく照れ臭くてくすぐったい。



「凄い山盛りだな」



わたしの盛ったご飯を見て、父親が笑う。



「葵が珍しく早起きして、掃除したり草抜きしたり、雪でも降るんじゃないかしら」



「葵の草抜きしてる後ろ姿、若い頃の母さんにそっくりで驚いたよ」



「…わたし、そんなに太ってないよ」



「そんな山盛りのご飯食ってたら、葵もそのうちああなるさ」



父親と母親が、顔を見合わせて笑う。



シュウの課題をしただけで、こんな朝が来るなんて、思ってもみなかった。