その日は結局、シュウがお店にやって来ることはなかった。
わたしは少しがっかりしたけれど、シュウが一週間後と約束したのだから、きっと一週間後に来るのだろう。
それまでシュウと会えないのかと思うと、なんとなく寂しい気持ちになった。
課題は一週間続けることに意味がある。シュウがそう言っていた。せめてそれを真面目にしっかりこなしていたら、シュウは褒めてくれるだろうか。
喫茶ブランカからの帰り道、すっかり暗くなった川沿いの道を自転車で走る。
今日、まだできていない課題はあと二つ。
お風呂に入ったあとお風呂の掃除をすること、台所の掃除をすること。
最初は絶対に無理だと思っていた課題だけれど、なんとか出来そうな気がする。
家の近くまで来てふと辺りを見回した。シュウはこの辺りに住んでいると言っていたけれど、本当なんだろうか。
もしそれが本当なら、シュウに偶然会えないとも限らない。
無駄に家の周辺をぐるぐるとまわってから、馬鹿みたいだと諦めて家に入った。
これじゃあまるで不審者かストーカーだ。
おとなしく、残りの課題をやってしまおうと決め、すぐにバスルームへと向かった。



