*** 「──直登、帰ろ?」 「あ、うん。」 放課後になり、いよいよ私が頑張る時が来た。 覚悟を決めて直登を誘うと、いつものように帰る。 湊くんと、あんなに沢山練習したんだ。 きっと大丈夫。 私なら出来る!! 直登も、私からの返事を期待しているのか、口数がいつもよりも少ない様子だ。 「……直登。あのっ……昨日の事なんだけどね?」 私が、その事を口にすると直登はピクッと反応を示した。 「あのねっ……あの、私──」 「──あー。昨日の告白の事?何だよ、本気にしたの?」 「……え?」