本当の君を好きになる





その言葉は、いやに私の中に響いた。


凪沙が、そんな目的で私に近づく……?


そんなことは絶対にあり得ないと思いながらも、心臓は大きく音を立てる。


背中を伝う汗。熱くなる体。


今にも、倒れそうな状態だ。






「何それ!超ウケるじゃん!!」

「じゃあ、結局コイツには誰もいなくなるじゃん!」

「ええっ!?かわいそー!!」

「てか、その女も性格悪過ぎじゃない?」

「思った!ヤバいよね!!」

「ヤバいヤバい!!」

「アッハハハハ!!!!」




耳に大きく響く甲高い笑い声。


イライラとした気持ちが、たまっていく。


また心臓の音が大きくなる。





ドクンッ…………ドクンッ…………



…………ドクンッ…………ドクンッ…………!!






「──よく知りもしないで凪沙を悪く言わないで。」