本当の君を好きになる





「何一人でうずくまってんの?超ウケんだけど。」


「今まで調子乗ってた罰っしょ。」


「アハハッ!とうとう捨てられたって?」


「最近一緒にいるところ、あんまり見ないしね。ざまぁみろって感じだわ。」




目の前で、どんどん進んでいく話。


そこには、いかにもガラの悪い女子生徒が4人。



私を囲んで、腕を組んで見下ろすその姿に、少し恐怖を感じる。




「幸坂くんと幼馴染みなんだって?それを理由に、ずっと付きまとって?正直、幸坂くんも迷惑してたんじゃない?」



「今一緒にいないっていうのが証拠だよねー。アハハッ!超かわいそー。」



「やっぱ幸坂くんは、アンタみたいな奴相手にしないよね!!」



嘲笑う態度、言葉。


くらくらする頭を、押さえ込んで必死で4人を見る。





「はぁ?何睨み付けてんだよ。何か言いたいことあんの?」



「負け犬の最後の足掻きってやつ?超ウケる!」




4人で手を大きく叩いて大笑いをする。


私は、何も言わず、ひたすら時間が経つのを待った。


大丈夫。

変な事言わなければ、呆れてどこかに行ってくれる筈だから。

今は我慢。

我慢だよ、私。






「──おいお前ら、何してんだ。」