「俺さ、もっとサッカーしたいんだ。」



「…………。」


長い沈黙が続く。












「今ま…でずっと一緒だったのにね…」





夏紀が小さい声で呟いた。



下を向いてて顔が見えない。




「夏紀…おまえもこっちで頑張れよ?」




「……………。」




「ただ俺が近くにいなくなるだけだろ?」




「………………。」




「夏紀………?」