幼なじみのメランコリー

「嵐、マジ?穂波さんにいくの?」


「わ、何、こいつ真っ赤になってんの?わかりやす〜」


「ちょっとやめろよっ、」


大地は周りの男子にからかわれてる。


でも、全然否定はしないんだ。


あの時から、何となく気づいてはいたけれど。


私はショックが隠しきれず、その場から足が動かなくなっていた。


やばい…泣きそう。



「つーか、そろそろ部活行こうぜ?」