幼なじみのメランコリー

ひなちゃんがいなくなったってことは必然的に……


「また2人になったね」


後ろを振り向くとそこには、怪しい笑みを浮かべたダーク水谷くん。

そんな水谷くんを無視し、私は中庭にある自販機に向かい、その横のゴミ箱をまとめようとした。


「無視すんなよ」


「別に無視なんかしてない。自分の仕事を全うしてるだけ」