幼なじみのメランコリー

そう言ったひなちゃんの視線の先には水谷くんがいた。


すると私たちに気がついたのか水谷くんが近づいてくる。


げっ、なんでこっちに来るのよ。


すると水谷くんは私の方は見向きもせず


「あ、いたいた。穂波さん、佐々木先生が呼んでたよ?」


と、ひなちゃんに伝えた。


「え?ほんと?何でだろう?」


「あとゴミ捨てだけだし、行ってきていいよ?」


「ふうちゃん、ありがとう!じゃあ行って来るね」