「ブー子」


窓の外から声が聞こえる。


誰か確認しなくてもその少し低めの声の正体は分かっている。


私は勢いよく窓を開けた。


「ちょっとその呼び方やめてよ!」


すると大地はニカッと明るい笑顔見せながら。


「なあ、今からやらね?」


とあるものを見せながら私に声をかけてきた。