私の恋手帳

天賀橋高校に着いた。
他人の目は気になるけど、校内の中に入っていった。

職員室を探し、中に入っていった。
中に入っていったとき、ある男子生徒と先生が話していた。
私はもしかしたらと思って、学生証の写真を見てみた。

彼だ!

私は男子生徒と先生の近くにおそるおそる行ってみた。

「学生証、どっかで落としたんですよ。」

学生証のことについて話していた。
私は、すぐに渡した方がいいと思った。

「あ、あの。これ、鶴賀駅で拾いました。あなたの...ですよね?」

男子生徒は驚いていた。

「あ、ありがとうございます。助かりました。」

「高橋、良かったじゃないか。君も、ありがとね。」

先生に褒められた!

緊張したけど、勇気を出して届けて良かった。

「じゃあ、失礼しました。」
職員室を出ていって、早く家に帰ろうと思った瞬間

「ねえ、ちょっと待ってよ。」

な、なに...?私、気に触ることなんかした?

急に男子生徒に声をかけられた。
そして、腕を掴まれた。
急な展開で頭が回らない。何がどう起こっているのか。

そのまま腕を掴まれたまま、彼の学校の校門をでた。
校門を出た後も、まだ走り続けている。
どこに向かっているのか。何のためか。

連れていかれた場所は、お洒落な北欧系のカフェだった。
前からずっと行きたかったが、毎回の様に長蛇の列が出来ていたから、あまり行く気にはならなかった。

「ここ、俺の両親が経営してるカフェなんだ。」

彼のお父さん、すごいな。でも、私には関係ないなー。

「へぇー。すごいね。君の両親。」
こう答えることしかできなかった。

「何飲む?なんでもいいよ。学生証届けてくれたお礼☆」

え、学生証届けただけで大げさだなー...。でも、せっかくだしなにか飲んでいこ♪

「じゃ、じゃあ...アイスティーで」

学生証届けただけだし、ホントは「抹茶ティラミス」もべたいけど彼がおごるって言ってたし...あんまり頼まない方がいいかな。

「おっけ。店員さーん。」

彼は...何飲むのかな?

「はい。ご注文は決まりましたか?」

「アイスティー2つと、抹茶ティラミス1つ、お願いします。」

同じアイスティー...抹茶ティラミスも...頼んでないけど同じだ...これって...運命っていうやつ!?

変に考えてしまった。
ただ同じだっただけかもしれないのに。偶然かもしれないのに。

「お待たせしました。アイスティー2つと、抹茶ティラミスです。」

アイスティーを飲んだ。とても濃厚で、今まで飲んだことがなかったくらい、美味しかった。

「お、美味しい...」
つい、口に出してしまった。
抹茶ティラミスをみると、彼はまだ食べてない。

注文したのに食べないの...?

「ねえ、なんで抹茶ティラミス食べないの?食べたいんじゃないの?」

は、はい!?

私は一瞬焦った。自分の顔に「抹茶ティラミス食べたい」と書いてあったのか。食べたそうにしていたか。

「俺のおごりだっつってんだろ。遠慮すんなよー。もう頼んじゃたんだしっ。」

やっぱり顔に書いてあったのか...。

食べたいけど、食べる気にはならない。
でも、彼は私のために抹茶ティラミスを頼んだ。食べないのも悪いし、食べることにした。
美味しい。濃厚な抹茶の味が口の中に広がっていく。

「ねえ、名前。何ていうの?」

あ、そういえば。お互いに自己紹介してない。
我に返った。

「アダチ リサ。あんたは?何ていうの?」

「ああ、俺はタカハシ ユウ。アダチ リサって、どういう漢字?」

スクールバッグからメモ帳とペンをだした。
足達 梨沙
書いてみせると、

「いい名前だな。あ、俺はこう書く。」

私が持っていたペンとテーブルの上に置いてたメモ帳をとって、名前を書いた。
高橋 優
特に特別な漢字が使用されているとか、そういうのはなかった。
でも、何故か親近感を感じた。
遠く行ってしまった幼馴染の優と同じ優しさを。

「あ、そうそう。LINEのID交換しよ。今日出逢えたのは運命かもしれないじゃん?」

そう言って彼は笑顔を見せる。
その笑顔が愛おしく、懐かしく感じた。

「いいよ。」
いつもは初対面の人とはLINEのIDを聞かれても断っていたのに、今日の私はちょっと違っていた。頭の中でなにを考えているのかさえわかんなかった。ただただ懐かしい優との思い出を思い返していた。

カフェをでて、家に帰る時、駅まで一緒に行ってそこで別れるのかと思ったら、電車の方面まで同じだった。
電車の中では、お互いに沈黙だった。

「次は〜紗枝橋駅〜紗枝橋駅〜。お出口は〜右側です。」

「あ、あたしここだから。ばいばい。」

「ウソ!?俺もここで降りるけど。」

な、なんという偶然...。これはもはや運命と言ってもいいのかも!?

なんて心の中で思っている。自分に漫画の中ような運命があるとは考えられない。これは運命ではなく単なる偶然。

電車を一緒に降り、改札まで一緒に歩いた。

「あたしA出口だから。ばいばい。」

「俺もA出口なんだけど。リサ、俺とかぶりすぎ〜」

ま、まじですか...。こんな偶然って、あるんですか...
そ、それに今「りさ」って呼んだ。男子では幼馴染の優以外は私の下の名前を呼んだことはなかったのに。

A出口を出て、家に帰る道を歩こうとした。

「あたし、こっちだから。今度こそばいばい。」

「おう、またな。リサ」

お互いに別々の道を歩く。
家につくと、お母さんが近所の人と話していた。

「あ、りさ。お帰りなさい。紹介するわ。お隣に引っ越してきた高橋さん一家よ。彼女は高橋 七海さんよ。」

今日学生証を届けた高橋くんと同じ名字だ。
私は何も言わずに軽く会釈をした。

「よろしくね。」

高橋 七海さんはとても美しい人だった。
肌はツヤツヤで、髪もサラサラしていた。
しかも、どこかで会ったことがある気がする。

今日は色々なことが起こりすぎているから、「会ったことがある」とか思っちゃんだよ。初対面だぞ。しっかりしろ、あたし!

「お母さん、ただいまー。」

「た...高橋くん!?」
つい口に出してしまった。
まさか隣に引っ越してきたのが今日初めてあった高橋くんだったとは。

これはもはや偶然ではない。
これは、運命だ。


この時わたしは、運命を感じました。