「今、真面目に優等生してれば推薦で楽に合格できるんだから。宿題はちゃんとやっとこうよ。」
「わかってるよ。いつも思うんだけど、ほんとに私たちって真面目だよね。たまに自分で嫌になるくらい。」

私は、また数学のプリントに取り掛かりはじめた。
「今だけだよ。高校に入ればこっちのもんだから。」
「そだね。」

私たちは、高校生活にかけていた。
中学での努力は全て高校生活エンジョイのため。
部活もしたいし、バイトもしたいし、新しい友達だっていっぱい欲しい。

だけどなにより………、

恋がしたいッ!!!