今日は夏休みの前日、終業式である。

弘樹(もう一学期も終わりかぁ)

廉「おはよう!弘樹!」

弘樹「廉か。おはよう」

廉「もう一学期も終わりだな?」

弘樹「それさっき俺も考えてた」

廉「まじで?へぇ。なんか変に通じあってるな?俺達」

弘樹「まぁ、そうだな。付き合い長いしな」

廉「腐れ縁って奴か」

弘樹「そうかもな」

廉「はぁ、長かったような短かったようなよくわかんねぇな」

弘樹「まぁな」

廉「もう高校最後の夏休みかぁ」

弘樹「そうだな」

廉「遅くなるし、行こうぜ!」

弘樹「ああ」
.
.
.
.
.
廉「あぁぁぁぁぁ、疲れたぁぁぁぁぁ!」

弘樹「うるさいな。もう終わって帰ってるんだから。家につくまで我慢しろよ」

廉「それにしても、校長の話長すぎだよな」

弘樹「仕方ないだろ?それが終業式の定番みたいなもんだからさ」

廉「夏休みは明日からか。なんかそんな感じしないな」

弘樹「まぁ、俺は夏休みはやることがたくさんあるからな」

廉「そのやることには俺も参加するんだけどな」

弘樹「きついかもしれないけど、よろしくな」

廉「おう!任せとけ」

廉「いつぐらいから始めるんだ?」

弘樹「う〜ん...そうだな...。」

廉「なんだ?決めてねぇのかよ」

弘樹「まぁでも、まだ7月だし夏休みが始まってすぐには行かないよ」

廉「じゃあ、いつだよ」

弘樹「8月入ってから行こうかな」

廉「わかった。じゃあ行くときは連絡くれ」

弘樹「わかった。夏蓮さんにもよろしくな」

弘樹「それと、課題もそれまでには大体は終わらせとけよ」

廉「おう。じゃあな」

弘樹「じゃあな」
.
.
月日は過ぎ8月になった
.
.
弘樹「じゃあ、少しの間よろしくな?廉」

廉「おう!」

弘樹「夏蓮さんもよろしくお願いします。」

夏蓮「うん!こっちこそよろしくね!」

弘樹「それじゃあ、手掛かりの絵も必要最低限の生活必要品も持ったし、そろそろ行きますか」




弘樹たちは描いた絵を頼りに平木加菜という女の人を探すための旅にいよいよでた。
大変な旅路になるかもしれないけど、最後の最後まで粘り続ける。