やばっ!!あと1分しかない!


急げーーーーーー!




_________はぁはぁはぁはぁ



チャイムのなる1分前に無事教室に着いた。








教室の人はみんな席についていて、私の席だけ空いていた。


______ガラガラガラッ



「な、なんて素晴らしいクラスなんだ!!」




クラスに入ってきた、全身緑のおじさんは入ってくるなり急に泣き出した。


生徒はみんなドン引き。。



もちろん私も。



そんなことも気にせず、彼は話し出した。



「生徒諸君。おはよう!!私は今日からこのクラスの担任になる、葉山厳九郎(はやま げんくろう)と言います。気軽に厳ちゃんとでも呼んでくれ。ちなみに担当教科は生物だ。

それでは今後の日程をいうぞー。よく聞いとけー。」



まぁなんというか、キャラが濃いひとが担任になったなー。


そのまま、空を眺めているとHRは終わっていた。







「おーーとーーめーー!」



うわっ!横をみると親友の一条院彩(いちじょういん あや)がいた。彩は私たちの通っている一条院学園の理事長の娘で超お金持ち。それに次いで、入学テスト一位の頭を持ち、運動神経抜群。そして何より、かわいい私の自慢の親友である。



「どうしたの?」



「はー!?どうしたの?じゃないわよ!どうしたじゃ!


 乙女が全然来ないから、教室で一人すごい寂しかったんだからね!?」



彩はそういって、ほっぺを膨らます。


怒ってもかわいいなー。



「ちょっと、乙女ちゃんと聞いてる!?」



「ごめんごめん。明日はちゃんと来るから!!」



「絶対だよー!?




ちょ、ちょっと!!乙女、膝どうしたの!?」





「ひざ………??




うわっ!!!」




さっき転んだところから血が出ていた。



HRで忘れてた………。



「あーーー!乙女こっち見ないで!



傷が見えちゃう!!どーやったらそんな傷つくれるの!?」