「勇輝のバカヤロー…」 さっきの落ち込んでた気持ちが嘘みたい。 なんて私は単純なんだろう。 あいつの一言一言で気持ちが左右されて。 私のこと、そんなふうに思っててくれたんだ。 それがわかっただけで嬉しかった。 私の性格を認めて、しかも良く思ってくれてたなんて。 女子っぽくなんて考える必要なかったのかな。 これであいつがいいと思ってくれてるならそれでいいや。 さっきとは違いとてもほっこりした気持ちになった。 私はゆっくり自分のペースでいこう。