「え?」
最後の方にサラッと告白をされた気がした。
先輩が真面目なのも顔を見ていればわかる。
「最初っから勝ち目ねーなー。」
「せ、先輩!?さっきのって!?」
「海十学園のやつと上手くいくといいな!」
「へ!?は!?ふー!?!?
な、なんでそれを!?」
「図星!?(笑)だって俺がくるまでいっつも海十の載ってる雑誌見てたから。」
えええ、やばい。
墓穴をほってしまった。
いくらでも言い逃れできるのに…
というか
「せ、先輩あの…」
「いーよ。返事は。
それじゃあな石飛!今までありがとう。」
「中村先輩……こちらこそありがとうございました!頑張ってください!!」

