「それ俺のセリフ。ありがとう。」
だから裁縫道具持ってこいって言ったんだね。
手渡されたのはもうすでに汚れも目立つようになっている海十学園の縦じまのユニホームと背番号6。
ホントの重さよりも、もっともっと重くて貴重なものに感じられた。
私には背負えないぐらいの重さ。
これを背に戦うんだね。
1針1針思いを込めて縫う。
一緒に戦えたらと思った。
いつも以上に丁寧に縫い進める。
彼女の気分だよ。
最後の大会の背番号を縫い付けてるなんてね。
勇輝が私を選んでくれたことが死んでもいいぐらい嬉しいんだ。
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