夢と約束


選手の並ぶ端には川口くん。
1年生ながら好投を見せつけ、
二回無安打無失点。

すごいよ。
いつか勇輝がこの歓声の中でショートを守っている姿を見たい。


そう思って勇輝をみた。
片付けの準備をしていた。
顔は真剣だった。
こいつ悔しいんだ。このグラウンドの中で走り回りたかったんだ。
頑張れよアホ。
心の中で言った。



もう1度選手達に目を戻すと
川口くんがキョロキョロしていた。

もしかして…ーー(笑)


愛美はずっと手を振っている。



!?

川口くんも気づいたみたい。
すると
こっちに向かって黙って握りしめた手を突き出し、ガッツポーズをしていた。



「//////」

愛美は真っ赤だった。