2人と別れた後、私は重い足取りで家に帰った。 「ただいま…」 リビングからエプロン姿のお母さんが出てきた。 「おかえりーって、あんたどうかしたの? 顔色悪いわよ。目の周りも真っ赤だし、、」 「…っなんでもない!」 心配するお母さんの手を払いのけて、 私はダンダンと音をたてて階段を上った。 バンッ 最低だ、私。