「一応メンバーを確認しておくと、私と咲と大倉と中道と葉月と...」


ひとり足りないと言うふうに困った表情を浮かべる由美。


「滝沢な。」


私がさらっと答える。


「もしかして忘れてた?」


呆れながら聞くと、案の定そうらしい。
あははと苦笑いが返ってきた。