ショートカットでガサガサだった後ろ髪は肩下まで綺麗に伸ばし、緩く内巻きにした。 ワイルドに掻き上げていた長い前髪は眉毛に切り揃え、身体中至る所の手入れを怠らなかった。 唯一どうにもならない腕の筋肉は、なるべく夏でもブラウス隠す様にして来た。 やっぱり恋がしたくてココに来たのに、私自身が変わらなきゃ意味が無いじゃない! それに、ガサツなんて吐かれたら溜まったもんじゃない。 「 オトシマエは自分でつけたる…ッ!」 「 ちょ、チヨ!素が出てる出てるッ!」