溺愛boy




「おー上野かー。

大我のお迎えかー?」


先生が呑気に虹太くんに話しかけた。


「先生終わんの遅くないっすか?

こっちもう終わったっすよ。」


「あー、すまんなぁ。席替えしてたんだよ

すぐ終わるから待ってろって言いたい所だが機嫌悪そうだから仕方ない大我の側に大人しくしてろ。」


「先生分かってんじゃん。」


先生に許可を得て教室に入ると私を持ち上げて自分が椅子に座り虹太くんの膝の上に私を乗せた。


『えっ、ちょっっ!!!』


[キャーーーーーッッッッ!!!!!]


虹太くんの行動によりクラスがざわめきだした。