「もしも~し!誰でしょーっ!?」
『さやちゃんやろっ!?』
「正解っ!なんでわかったん?」
『天才やから。てか何でそんなテンション高い~ん?』
「んん?男前と電話してるから♪」
『よー言うは、ほんま。(笑)』
「あははっ!」
『あぁ!なんて呼んだらええ?』
「さやでいいよっ♪あたしはなんて呼んだらいいん~?」

『拓斗やからなんでもええで!』
「えぇ~!そんなん困るやんか。じゃあ、あたしは拓ちゃんて呼ぶわっ!」
『なんか発想が可愛いらしいな。ハハ』
「も~ええって!てか彼女居るん!?」
『どっちやと思う?』
「ほんま人困らすん得意やなぁ~(笑)。んと~…居るんちゃう?」
『彼女なん居らんでぇ。』
「あっそうなんやぁ!」
『まぁまた電話するし電話してきてなっ!』
「は?もう切るん?」
『ごめんごめん!怒んなって~。俺な、今からバイトやねんかぁ。だからまた掛けるわなっ!ごめんやで。』
「はいはーい。」
『ごっ…』
プップーップー


あたしは一方的に電話を切った。


暇だし寝ようかなって思った時に電話が鳴った。