次の日。
私達はナナミと別れ、昨日の大学生たちに車で送ってもらう事になった。
助手席に座る名前も知らない男に、私は昨日抱かれたらしいのだけれど、そんな事はどうでもよかった。
私は、酔ってデタラメな写真を撮り続けたデジカメの電源を入れた。
そこには、数十枚にも及ぶ思い出の写真があった。
ひたすら地面を撮り続けている写真や、花火の残りカス、誰かを撮ろうとしているけど残像しか写っていないもの等、ほとんどがよくわからない写真ばかりだった。
順を追っていくにつれ、楽しかった時間を過ごしたことが胸に直接響いてくる。
その中でただ一枚、私の手と目が止まった写真がある。
ハルカ、ナナミ、リン、私。
4人が笑顔で、今にも画面から飛び出してきそうな写真。
私はそれを誰に見せるでもなく、1人でじっと眺めていた。
そして、この大切な4人と過ごす大切な時間がずっと続くような気がした。
しかしながら、これが4人の最後の笑顔になってしまうのだった……
私達はナナミと別れ、昨日の大学生たちに車で送ってもらう事になった。
助手席に座る名前も知らない男に、私は昨日抱かれたらしいのだけれど、そんな事はどうでもよかった。
私は、酔ってデタラメな写真を撮り続けたデジカメの電源を入れた。
そこには、数十枚にも及ぶ思い出の写真があった。
ひたすら地面を撮り続けている写真や、花火の残りカス、誰かを撮ろうとしているけど残像しか写っていないもの等、ほとんどがよくわからない写真ばかりだった。
順を追っていくにつれ、楽しかった時間を過ごしたことが胸に直接響いてくる。
その中でただ一枚、私の手と目が止まった写真がある。
ハルカ、ナナミ、リン、私。
4人が笑顔で、今にも画面から飛び出してきそうな写真。
私はそれを誰に見せるでもなく、1人でじっと眺めていた。
そして、この大切な4人と過ごす大切な時間がずっと続くような気がした。
しかしながら、これが4人の最後の笑顔になってしまうのだった……
