Be Girl-翼のゆくえ-

軽い体とどこまでも広がる自由な世界。
私はずっと、そんな世界が続くのだと信じていた……




土曜日の夜は出会い系サイトで知り合ったサラリーマンに体を買ってもらって、日曜日にはそのままホテルを出て買い物に連れて行ってもらった。

欲しい服や化粧品を必要以上に買ってもらって、私は私を満足させた。

お金に困ったら援交。
私はもう、なんの罪の意識も感じなくなってきている。



週明け月曜日の朝。

ケータイにハルカからのメールと着信、それとリンからも着信があった。

疲れていた私は、前日の夜随分と早い時間に眠っていたらしい。

ハルカからのメールを見て、私は頭から水をかけられた気分で目を覚ました。

『次のゲームの標的はピョン吉に決定!あいつマジうざいし~☆』

CCで送られたそのメールは、私の他にナナミとリン、その他クラスの数人の女子に一斉に送信されていた。