私に自由を与えてくれた1人であるリンを部屋まで背負って行く。
そのままベッドに寝かせ、しばらく彼女の顔を見つめていた。
肩の力がスーッと抜けていくのがわかる。
ベッドに持たれながら、私は浅い眠りについた……
朝の光が部屋一面に差しこみ、私は目を覚ました。
ひどく喉が渇いていた。
何か夢を見ていた気がしたが、全く思い出せない。
だが少なくとも悪い夢では無かったのは確かだ。
リンを起こさないようにそっと立ち上がり、キッチンに向かった。
そこには無言で背中を向けている母がいて、私は目を伏せながら冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出した。
「ミサキ、昨日の夜どこに行ってたの?」
私は何も聞こえないフリをして、コップに水を入れる。
「何度電話しても出ないし。夜にお父さんが話があるってよ」
面倒くさい。
ただそれだけ思って一気に水を飲んだ。
そのままベッドに寝かせ、しばらく彼女の顔を見つめていた。
肩の力がスーッと抜けていくのがわかる。
ベッドに持たれながら、私は浅い眠りについた……
朝の光が部屋一面に差しこみ、私は目を覚ました。
ひどく喉が渇いていた。
何か夢を見ていた気がしたが、全く思い出せない。
だが少なくとも悪い夢では無かったのは確かだ。
リンを起こさないようにそっと立ち上がり、キッチンに向かった。
そこには無言で背中を向けている母がいて、私は目を伏せながら冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出した。
「ミサキ、昨日の夜どこに行ってたの?」
私は何も聞こえないフリをして、コップに水を入れる。
「何度電話しても出ないし。夜にお父さんが話があるってよ」
面倒くさい。
ただそれだけ思って一気に水を飲んだ。
