「ミーンミンミンミン」
ある夏の日、中学生の僕 森奏汰は田舎にあるおばあちゃんの家に行っていた。
「あづぃー」
隣で唸っているのは従姉妹の 篠田瑠璃だ、僕と同じで夏休みになるとこの田舎に遊びに来る。
僕と瑠璃は同じ中学生で従姉妹の中でも1番仲がよかった。
おばあちゃんの家のえんがわに座って暇そうにしていた時に、おばあちゃんが2人で遊びに行ってこいと外に放り出されたのだ…
「ねぇー奏汰ー川の方に行こー?」
瑠璃は暑そうに川の方に指を指し笑顔でそう言った…
「うん、いいけど」