お前を失いたくなかった。




だから俺は、お前に近づきたくなかったんだ。




近づいてお前が離れていくが


お前を壊してしまうことが


俺がお前に溺れることが


怖かった。







俺は

愛しいもの1つ守ることができない

クソッタレだったんだ。








今もし、



あのときに戻れるなら



俺はお前のそばを離れない。




俺がずっと守ったのに。










ごめんな。梨華。