チューリップ




「先に行って。」



しばらくして、梨華の涙が止まるのを確認してから俺は重い口を開いた。


梨華は目を丸くして俺を見上げた。


「えっ?」



「先行けって。俺は後から行くから。」




例え俺があんなに傷つけたとしても

梨華はきっと俺を見放すことはないだろう。

自分が悪いとさえ思ってる。



でもこれ以上梨華に甘えちゃダメだ。



もう

自分の気持ちを

終わりにしなくちゃ…




「行けよ!!!」